この記事はこんな人におすすめ
- 計装工事で使う自動制御盤って何のためにあるのか知りたい人
- RS盤とCP盤の違いが知りたい人

ん~計装工事で使うRS盤とCP盤ってよく見かけるんだけど、何のためにあるのかな?
電気屋さんのL盤(電灯盤)とP盤(動力盤)みたいになにか意味があって分けられてるとは思うんだけどよくわからないなぁ・・・



なんだ?
そんなこともわからないままいままで計装工事をしていたのかい?
それじゃあ一人前の計装屋とは呼べないぞ?
今回は計装屋もなんとなくはわかっているけど説明はできない疑問。
結局何が違うの?『RS盤とCP盤の違い』について、計装歴16年の私が解説いたします。
この記事を読んでしっかり勉強して、あなたが後輩に聞かれたときにきちんと説明できるかっこいい計装屋になろう!
では、本題に入ります。


RS盤とCP盤の違いの違いはなに?
結論:CP盤は自動制御を行う盤でRS盤は自動制御を行った情報を伝達する盤
解説していきます。
CP盤について
まずは、CP盤が設置されている場所をイメージしてみてください。
主に機械室や屋上に設置されているケースが多いことは計装工事をやっていればなんとなくわかると思います。
機械室にある設備機器、例えばAHUやOHUなどの空調機。
屋上の設備機器、モジュールチラーなどを自動制御するために設置されています。
機械の仕組みを少し理解する必要がありますが、AHUはそもそもは風を吹くだけの大型の扇風機です。
そこに温度を測れるセンサーや温度を調節するためのバルブなどの自動制御機器が付くことによって、部屋の温度調節ができるようになりますよね?
仕組みがわからない人は下記の記事に詳しく載せておきます。


本来であれば、温度を計測して、寒ければバルブを手動で開けて温水を入れて温めたり、暑ければ冷水を入れて冷やすといったことを人がその場に行ってやらなければいけないことをCP盤と呼ばれる盤は自動で行うことができる。
なので、CP盤は自動制御盤と呼ばれるのです。
RS盤について
では、RS盤はというと、設置個所は主にEPSなどのシャフトや、機械室に置かれる場合が多いと思います。
RS盤は『リモート・ステーション』の略で、中央監視盤の補佐役を担っています。
中央監視盤というのは名前の通り、警備員室や防災センターなど人が常駐する場所に設置されていて、そこで機械の動きや警報などを監視できる装置となります。
例)配線の省力化
15階のフロアの情報を1階の中央監視盤まで伝達しなければならないとしましょう。
50の情報を中央に送るには50本の配線がいりますよね?
50本のケーブルを1階まで配線するにはものすごい労力が必要になります。
そこで、RS盤を15階に設置するとどうなるかというと、1階の中央監視盤と15階のRS盤の間は幹線ケーブル1本で済み、15階のシャフトや機械室に設置されたRS盤まで50本の配線をすればそのフロアの情報を1階へ送れるようになります。
フロアがたくさんあればあるほど、情報が多ければ多いほど、フロア毎にRS盤を設置してそこに線を集めるだけで、本来何百の配線を1階までしなれけばならなかったのに、上下の配線は幹線ケーブルの渡り配線のみでフロアごとに完結できるようになるのです。
シャフトにRS盤を設置する理由はその幹線ケーブルを上下階のRS盤に配線するのにシャフトが適しているからです。
また、機械室にある理由は機械室には設備機器が多くあり、情報量が多い為、情報を近くのRS盤に入れれば横引きの配線の本数も減らすことができるからです。
RS盤とCP盤の違いの解説と結論
結論:CP盤は自動制御を行う盤でRS盤は自動制御を行った情報を伝達する盤
と最初に説明しましたが、用途としては全然違うということがわかります。
ではなぜ、この2種類の盤の違いについてわからなくなるのでしょうか?
私が思うところ、近年の盤はとても進化しており、CP盤の中身にもリモートIOと呼ばれるRS盤などに使われる機器が内臓されており、中央監視盤と幹線を繋ぐことでCP盤から直接中央へ飛ばせるようになっています。
CP盤もRS盤も役割が同じになってきているということです。
今でも、機械廻りの盤はCP盤、警報や計量関係はRS盤となってはいますが、その見分けがつきにくくなっていることは確かですね。
なので、違いについては知っておく必要はありますが、現状では中身次第ではCP盤もRS盤になりうるということも合わせて知っておく必要がありますね。
自動制御盤ってなに? 結論:CP盤を自動制御盤と呼ぶ
この質問に関しては先ほど述べたことと重複してしまいますが、CP盤と呼ばれるものが自動制御を行う盤。
つまり自動制御盤ということになります。
計装盤って呼ばれるものは計装工事として設置している装置『CP盤』『RS盤』『中央監視盤』ということになります。
他業者さんからしてみたらどれも同じ扱いなので、自動制御盤でひとくくりにされてしまうので、そこは相手にわかりやすいように話を合わせてもらった方が相手に伝わりやすいですね。
ちなみに、余談ですが計装屋が自動制御屋と呼ばれているのはこのCP盤が自動制御盤だからです。
自動制御盤を取り扱う業者=自動制御屋となっているみたいです。
まとめ
RS盤とCP盤の違いの違いはなに?自動制御盤について徹底解説!について書かせていただきました。



今回の説明で計装盤について少しは理解を深めれたかな?
RS盤とCP盤の違いの違いはなに?
結論:CP盤は自動制御を行う盤でRS盤は自動制御を行った情報を伝達する盤
CP盤について
人が本来やるべきことを自動でやってくれる=自動制御をするための盤
RS盤について
中央監視盤の補佐役を担っていて、配線の省力化の為に必要な盤
どうしてRS盤とCP盤の違いについてわからなくなるの?
私が思うには、近年の盤はとても進化しており、CP盤でもRS盤と同じ役割を果たせる性能を持っている為。



あなたはこの違いに気づけたかな?
今の新築現場では確かに用途に差がなくてわかりずらくなってきてるけど、それだけ昔より便利になってきたということだね♪
改修工事などに入る際に古い盤を見る機会があればその違いが明確に出ているから今回の記事で勉強して意識して現場に入るとまた違った発見ができるよ♪
少しでも参考になって成長するきっかけになれればうれしいです。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございました。
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