あなたは今務めている仕事に必要な資格を持っていますか?
『資格がなくたって経験があるから平気だよ。』
『資格を持っている奴より仕事できるし関係ない』
そういった考えをお持ちであれば少し私の言葉に耳を傾けていただきたい。
建設業界でも昔はそういう時代でした。職人と呼ばれる仕事では実力主義がものを言う。
昔は誰もがそんなことを口にしていましたが、近年ではそんな建設業界でも資格を持っていなければ仕事すらさせてもらえない時代になってきています。
今回計装工事歴16年の私が実際に使う資格・持っていれば重宝する資格を紹介したいと思います。
転職を考えている方はもちろんですが、今お勤めのお仕事でのキャリアアップを目指す人にも、職種が全然違うという人にもお伝えできる有益な情報となっています。
これを読んで明日から資格取得に向けて勉強し今日より明日。今より成長した自分になれるように勉強していきましょう。
では本題に入ります。
計装工事で必要な資格とは?
建設業界では大きく分けて3つの資格の種類があります。
国家資格
技能講習
特別教育
簡単に説明すると、その作業をする上での危険度・重要度によって分けられます。
10m未満であれば特別講習
10m以上であれば技能講習
1トン未満であれば特別講習
1~5トンであれば技能講習
5トン以上であれば国家資格(免許)
このように作業をする上で危険度や重要度が増すものに関してはそれなりの知識などが必要になるので、資格を取得することが義務付けられているのです。
では、計装工事であればどのような資格が必要になるのでしょうか。
- 低圧電気取扱業務に係る特別教育
- 酸素欠乏・硫化水素危険作業従事者
- 石綿取扱作業従事者特別教育
- 自由研削といしの取替え等の業務に係る特別教育
- 高所作業車の運転の業務に係る特別教育
- 足場の組立て等作業主任者能力向上教育
- フルハーネス型墜落制止用器具特別教育
- 玉掛け業務従業者安全衛生教育
- 第1種電気工事士
- 第2種電気工事士
- 1級計装士
- 2級計装士
- 1級電気施工管理技士
- 2級電気施工管理技士
- 自動車の運転免許証
- 1級管工事施工管理技士
- 2級管工事施工管理技士
一部ではありますが、このくらいの資格があります。
実用的な資格紹介
では、実際にたくさんの資格がある中でどの資格を取れば良いのか?
私が16年間仕事をしていく中で必須とも言える資格。あると重宝される資格を紹介していきます。
第1種・第2種電気工事士
計装工事の職人として勤めるなら必須とも言える国家資格。
ケーブルを接続する際には当然必要になる資格となります。
『計装工事は24Vなど弱電をメインで取り扱うので必要ないじゃん!』って思っている人や『35V以下の電圧を取り扱う計装業者は必要ない!』という記事も見たことがありますが、おそらく現場経験者ではないように感じます。
たしかに、弱電以外の工事を全く携わることないです。っていう会社があればそれでも良いのかもしれませんが。
実際の現場では自動制御盤の電源の工事依頼や電圧が100Vかかる自動制御機器、機械の2次側電源工事など計装業者でも200Vまでは取り扱えないと仕事になりません。
『24Vまでの計装工事の仕事はできますが、100V以上の計装工事の仕事はやりません!』なんて工事屋さんにお客様も工事の依頼をかけませんよね?
お客様の要望を網羅して満足度をあげてこその一人前の計装屋ですね。
高所作業車10m未満・10m以上(特別講習・技能講習)
こちらは特別講習と技能講習で簡単に取れる資格ですが、とても使用頻度は高いです。
普段住んでいて当たり前のようにコンセントや照明、トイレの照明が勝手点灯する人感センサーなどを使っていますが、電気を使うすべての物に電源線や制御線などのケーブルが配線されています。
でも、普段あなたがあまり見る機会がない理由は天井内や壁の中に事前にケーブルを配線しているからなのです。
みなさんが見ている天井よりも実際の躯体面の天井は高く、天井の中に機械やケーブル・ダクトや冷媒などを見えないように隠しているのです。(最近はスケルトン天井という天井内の様子が見える天井もありますね )
建物によっては仮設足場では届かないので高所作業車を使用しなければいけない場面がいくつも出てきます。
そんな時にこの資格を持っていなければ配線の仕事が全くできないということになり兼ねません。
会社に入った際にはどこの会社でも最初に資格を取りに行かせるはずなので、間違いなく取らなければいけない資格ですね。
フルハーネス型墜落制止用器具特別教育
こちらは最近需要が高くなった資格になります。
先ほどの資格『高所作業車』と一緒に使用するのですが、建設現場では高所からの転落事故が多い為、高所作業では安全帯を使用しなければいけません。
ただ、この安全帯の法律が少し変わって墜落制止用器具という名前に変わりました。
脚立などの高さでは墜落制止用器具でも大丈夫なのですが、高所作業車を使用するほどの高さになると落ちる衝撃によって命は助かるものの内臓破裂や複雑骨折など大けがを負うことになります。
そこでこのフルハーネス型墜落制止用器具が出ました。
鳶さんは昔から使用しているので、イメージしやすいかもしれませんね
計装工事は高所作業が多い仕事になりますので、この特別講習の資格も取っておきたい資格になります。
酸素欠乏・硫化水素危険作業従事者
こちらはピット下などの地下に潜る際などに酸素がない場合や汚水槽や雑排水槽など硫化水素が発生する場所など、危険がある場所での仕事をする際にもっていないといけない資格になります。
なんの知識もない人が酸素濃度計測もせずにそんな場所に入ってしまったらあっという間に倒れてお亡くなりになります。
現場は危険と隣り合わせの仕事になりますので、その知識を特別教育を受けることで取得し、事故などが起きないようにするための資格となります。
計装工事の業務の中で水槽廻りの工事は割と多くあります。
この資格も取っておいて損はないですね。
以上この4点は必須資格と言えますね。計装の仕事をしようと思っている方は覚えておくようにしてください。
番外編
収入に直結する、あると便利な資格は
- 1級電気施工管理技士:現場監督をする際に必要な資格。1級を持つことで請負金額の上限がなくなります。
- 1級管工事施工管理技士:役所工事を取る際は電気工事ではなく管工事の中に計装という分野がありますので、この資格が必要です。
- 自動車の運転免許証:現場に向かうのに車がなければ1人立ちは不可となります。なるべく早めに取得しよう
まとめ
『計装工事で必要な資格とは?実用的な資格4選』という記事を今回書かせていただきました。
資格はたくさんある中でも実用的な資格は4つ
- 第1種電気工事士
- 高所作業車の運転の業務に係る特別教育
- フルハーネス型墜落制止用器具特別教育
- 酸素欠乏・硫化水素危険作業従事者
収入に直結!あると便利な資格3つ
- 1級電気施工管理技士
- 1級管工事施工管理技士
- 自動車の運転免許証
資格を持っていなければどんなに仕事ができる人でも、作業をさせてもらえない環境になりつつあります。
会社にとっても資格を持っているということだけでも重宝する存在になります。
計装工事について知りたい方は下記の記事も合わせてお読みください。

今の自分に満足することなく、日々今の自分より成長できるように努力を続けて成長していきましょう。
最後まで記事を読んで頂きありがとうございます。
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